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ミドリガメ、クサガメを例にすると、性別は尾(しっぽ)で見分けます。カメは成長すると、メスよりオスの方が尾が長く太くなります。総排泄孔(お尻の穴)がオスは甲羅の外側、メスは甲羅の内側に位置します。またオスの前足の爪が長くなります。幼体の時期は性別がはっきりしないので、少し大きくなると確認できます。
爬虫類にあたるカメは、気温や太陽の光りなど外からの影響を受けて体温が変化する変温動物です。そのため飼育には最適な温度管理が必要です。
カメの甲羅は背中の背甲(背中の甲羅)と腹甲(お腹の甲羅)がくっついています。甲羅は皮膚と骨からなるもので、カメの体と甲羅が分かれることはありません。甲羅は堅く、外敵から身を守ります。甲羅がやわらかくなると栄養不足によるクル病など病気の恐れがありますので気をつけましょう。
陸に住む、水に住むカメはどちらも肺呼吸です。水中で冬眠するときなどは皮膚呼吸をします。カメには声帯がなく声は出ませんが、鼻の音がすることがあります。
目:種類により異なりますが視力は良くありません。色は識別できます。
歯:歯はありませんが、鳥のような固いくちばしがあり、このくちばしを使って餌を食べます。
耳:聴力は良くありません。
鼻:嗅覚は、草食性種と雑食性種は敏感です。餌を探すときに嗅覚は重要な役目をになっています。肉食性種の嗅覚は鈍感です。
陸上で卵を産みます。メスだけ飼育していても卵を産むことがありますが無精卵です。オスとメスの交尾がおこなわれないと有精卵を産みません。産卵は比較的難しいとされていますが、環境が整えば産卵も可能です。
自然界では寒くなると冬眠をします。家庭で飼育する場合は、温度管理をしていれば冬眠なしで飼育することもあります。
「鶴は千年、亀は万年」といった言葉があります。長寿や縁起を祝うときのことばです。では亀は実際どのくらい生きるのでしょうか?特にゾウガメは長生きとされています。100年以上生きているゾウガメも多いようです。家庭で飼育するクサガメ、ミドリガメは15年〜20年と言われています。